株式会社ピーアンドアイ 就活生応援ブログ

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第三回:「技術的に楽しむ」という話

こんにちは!

就活性の皆さん。
就活、楽しんでますか!

……

……と言われたら大抵のものは楽しくなくなるんですよねぇ……

少なくとも私の場合はそうですので、ご安心ください。

無理に楽しもうとしても、楽しくない。
というか、社会人の側から学生の側に送られる「楽しんでください」ほど空虚に響くものもないですよね。正直。
でも、やっぱり……楽しんでほしいものは楽しんでほしいのです。
その方が、効率的だから。

今回はそういった話をつらつらと。

誰がどう言おうが、わざわざ交通費を払い、時間をかけ、何度も赴いて、……そして面接で落ちて……という繰り返しを楽しめる人はなかなかいないですよね。
たまにはその状況を楽しめる猛者もいるでしょうが、普通はそうはいかないです。

でも、やるしかない。
……そう考えてると、どうもやるせなくなってきます。
そんなものです。
一年前の私は決意しました。
「なんだかんだで就活は楽しかったなどと絶対に言ってやるものか」と。

まあぶっちゃけ、そこまでバコバコ落ちてたわけではないのですが大学での専門研究分野が「死とエロティシズムの文学」ですからね。
マジです。
そんな人間が就職活動をノリノリでできるわけがないのです。
……いや、まぁ偏見と言い訳ですけど……


とにかく。
そうこうしているうちに、だんだんと「今後仕事は一生付きまとってくる」という認識が希薄になってきます。
あるいは逆にその認識が肥大化しすぎて、何が何だか分からなくなってきます。

そうです。
考えれば考えるほど、わからなくなってくるのです。

そんなとき。
「『とりあえず』楽しんでおくか」という気持ちって非常に大事です。

SEの仕事はさすがに「挑戦しては断られ無になる」ってことが毎日毎日訪れるようなことはありません。
もちろん弊社でもコンサルティング的業務や提案営業等はあり、そういった業務に携わっている方々はそういう状況も大いにあるようですが……技術者としてのキャリアプランの中でそれらの業務に関わるのは相当後の方です。
俺は一年目からバリバリ法人営業したいぜ!って方はさすがに弊社のSE業務に興味持たないでしょうしね。


ただ、そういった「明確な『振り出しに戻る』」の代わりにあるのが……
「この先には何があるんだろう?」という、もやもやとした気持ちです。
だってシステム作るの難しいんですもん、当然ですけど。

覚えておきましょう……IT技術と同レベルまたはそれ以上に、顧客の業務プロセスの理解は大変ですよ……

社会人の誰もが「仕事は大変だ」と言うでしょう。
実際大変なのです。
その大変さを列挙するつもりはありません。
ただ、大変なのです。


でも、その大変さを唯一支えてくれるのが第一に目標や展望、初期衝動で、第二に「楽しむという気持ち」、だと思うのです。
どんなことも明確な目標や展望や初期衝動があれば大抵何とかなります。
これは確実です。
でも、目標は欲望に根差してなくては意味があまりないんですよね。
「目標を持ちましょう」って言われても……ねぇ。
例えば今私が皆さんに「目標を持ってください!」って言ったとしても、空虚に響くだけでしょう。
あ、もちろん「既に目標くらいあるわい!」って方はそのまま邁進してください(笑)


そこで二番目です。
とりあえず「楽しむ」という気持ち。
「効率のために、せっかくだから楽しんでおくという気持ち」。

あるベテラン技術者(実は他社の方なのですが)が言っていました。
優秀なSEは「労力を省くための労力を惜しまない」と。

こちらの記事でも言及されていますが、

gigazine.net

SEの仕事をしてていいなと思うのが「仕事の改善方法がいくらでも転がっていること」だと思っています。
設計書もシステムも、正解はひとつではありません。
仕事の進め方も無限に存在しています。

結局、システムの目的もそうです。
「顧客の仕事を少しでも楽にするため」。
極論、すべてのシステムの目的はそこにたどり着きます。

少しずつでも日々の仕事を改善して、少しずつでも楽しみを感じていく。
これってまさに就活でも言える大事なことなんですよね。

だから「就活なんて楽しめない!」って人は、それもまた「仕事の練習」……言い換えると「技術的に楽しむ」ことを習得するためのプロセスだと認識してみてはいかがでしょうか。
そうしてると、もしかすると心底楽しくなってくるかもしれませんよ。

 

さて。残りは余談。
……
社会人は大変だのなんだのと「あえて」言いましたが、弊社の社員は……
趣味が充実してる人が多いです。
いや、ホント多いです。
あまり「趣味と仕事を両立させられる会社です!」的なことは宣伝じみてて言いたくないのですが……凄いですよ。
どう凄いかは……今後のお楽しみってことで☆

ってことで、過度に仕事を恐れないでくださいね(笑)
僕もなんやかんやで楽しく仕事してますので。

お読みいただき、ありがとうございました。