株式会社ピーアンドアイ 就活生応援ブログ

弊社の話や就活の話やITの話

最終回:就活って難しい

こんにちは。

突然ですが、ピーアンドアイ公式ブログは今回で一度最終回です。

……現場がデスマーチで毎日終電帰り、ブログなんて書いてる暇はなく……
なんということは全くなく、わりと時間はあります。

じゃあ、何故?

……社会人経験3年目も後半に突入した私は、後輩やOJT指導も抱えるようになり、一応半歩か一歩程度は社会人として前に進めているのだと思います。
その一方……

だんだん、就活してた頃の気持ちを思い出せなくなっているのです。

私、何考えて就活してたっけ?
嫌で嫌で仕方なかったなぁ……
でも、とにかく自分の力で食えるようになりたかった。

ある意味それは、就活自体への反抗でもあったのかもしれません。
新卒だけが持ってる「今後の可能性」って、なんでしょう?
コミュニケーション能力って、なんでしょう?
経験って、なんでしょう?
ましてや「人間力」って、なんでしょう?

抽象的なもので測られるこの就職活動って、いったいなんだったのでしょう?

何が何だか分からなかった、おそらくは「意識の低い」方に属するであろう私は、とにかく自分のスキルが磨けそうなところ……
つまり、後々「『可能性』『将来性』などではない、自分の力以外の何でもないもの」でお金をもらえる方法を探していました。
結果的に、P&Iという会社に入社したのは正解だったかなと考えています。
何かをしたいというわけではありませんでした。
だけど、自分の力を定量化できないことには耐えられなかった。

と、語りましたが……
正直もうそれは過去の話として置き去りにしておくべきことで、今は少し違った考え方になってしまっています。

技術って、案外定量的なモノではありません。
応用情報技術者の資格を持ってる」と言えば、少しは伝わるかもしれませんが、どちらかと言えば「目安」、否、それ以前の「その程度には自力で勉強できる人なんだな」といった指標程度にしか役に立たないものです。

例えば、これはありえない仮定ですが……
まったく同じ知識量を有しているAさんとBさんがいて。

分かりやすい話ができるAさんと、分かりやすい話ができないBさん。
Aさんの方が評価されてしまうのは、ある意味当然のことなのです。
※もちろん、「分かりやすく話ができること」自体知識量がもたらすものでもあるので、その時点で仮定との矛盾が生じておりますが……

段々、リアリティを帯びてそのことを分かってしまった。
分かってしまうようになった。

あとは、自分自身思いっきり人に助けられながら社会人やってるなぁとしっかり認識したことですかね。就活は孤独な戦いになりがちですが、仕事は良い意味でも悪い意味でも、孤独とは無縁なので。

ただ、これだけ社会人生活に馴染んでしまうと、段々「社会人目線から一歩引いた目線で」ブログを書くのが難しくなってきたなぁ……というのが、最近筆が進まなかった理由でもあります。
それくらい3年弱という月日は長かった。

で、この「就活生向けブログの執筆」は私が割と暴走気味に始めた企画なので、後に引き継ぐ気は全くありませんでした。
※第一回参照

pandiblog.hatenablog.com

むしろ「引き継ぐ」という話になったら絶対に止めようと思っていました。
勝手にやってるからいいのであって、社内に必須の存在にはしたくなかったので。

ということで、私はこれで一度ブログから距離を置かせていただこうと思います。
もしかしたらいずれ更新するかもしれませんが、とりあえずは今回で最終回です。

最後に、私から就活生の皆さんに一言だけアドバイスです。
もし私が就活生だったら、おそらく「聞き流していたであろう」アドバイスです。

是非、いろんなところに行って、いろんな知らない人と話してください。

「時間がある間に旅をしておけ」みたいなお話は、私は嫌いでした。
社会人になってようやく欲しかったバイクを買い、それでやっと日本のいろんなところをめぐるようになりましたが、
……
それはそれで後悔はありませんが……学生の頃にもっともっといろんな人と会っておいてもよかったのかもな、とは思います。
別に、「旅が人間を成長させる」なんて大層なことを言うつもりはなく、もっと言えば未だに「旅が人間を成長させる?そんなわけないじゃん」と思っています。

でも。
少なくとも、どこにでも人はいて、どこの人とも話せて、どこでも自分は生きられる。
自分の知らない世界があって、自分の知らない人がいて、そこで「生きる」可能性は十分にある。
思いもよらない世界があって、思いもよらない発見がある。

そのために、生きることができる。

……そんな確信は得ることができます。

就活でもそう。
別に人事も、企業の人も、敵じゃないんです。
でも気付いたら会社は一種の「試練」みたいになっちゃって、そこの人は「突破すべき相手」みたいになっちゃってる。
本当はそんなこと、微塵も良いことじゃないはずなのに。

コミュニケーション能力の本質って、今ならばこう言えます。
どこでも、どこまででも、図々しく生きていける力なのだと。
……ここまで読んで下さった方なら「他人に図々しくしてもいい」って意味には解釈しないだろうと思って書きました(笑)

役に立つのか立たないのか微妙なアドバイスで恐縮ですが、ピーアンドアイ公式ブログはそろそろシメとさせていただきます。

今までお読みいただき、本当にありがとうございました。
ご縁がありましたら、是非弊社の扉を叩いてくださいね。